(ルカの福音書24章1〜12節)
可児キリスト教会・イースター礼拝 説教要旨(2020年4月12日)
「あなたがたは、どうして生きている方(キリスト)を 死人の中に捜すのですか。
ここにはおられません。よみがえられたのです。」
(新約聖書 ルカの福音書24章5〜6節)
人間はだれでも、必ず死ぬ存在です。しかし、死を打ち破って、死者の中から復活された主イエスは、信じるすべての人に、永遠のいのちを与えてくださいます。それゆえ、イースターはあらゆる悲しみを打ち破った、勝利の日なのです。
1.人間は死んだらどうなるのか?
つい今まで生きていたその人が、死んだらどうなるのだろう?どこへ行くのだろう? 多くの人は思います。聖書は教えます。「人はちりだから、ちりに帰る」(創世記2:7、3:19)。肉体はちりに帰り、霊はそれを与えた創造主である神のもとに帰る、と。イエス・キリストを信じて死んだ者は、キリストの再臨の時に、復活のからだ、栄光のからだに変えられる、と保証されているのです。
2.主イエスの復活の朝のできごと。
イエスの遺体を丁重に葬るために、墓に行った女たち。しかし、イエスの遺体が葬られた墓は空っぽで、天使が「ここにはいない。よみがえられたのだ。前から話していたとおりに!」と告げる。新約聖書の中に、死人が生き返らされた6回の記述がある(マタイ9章、ルカ7章、ヨハネ11章、マタイ27:52,使徒9章、20章)。しかし皆、限界ある肉体で生き返ったに過ぎず、やがて死んだのです。しかし主イエスは、栄光のからだによみがえり、永遠に生きておられます。信じる者を、主イエスと同じ永遠のいのちに生かし(第一コリント15:20)、朽ちていく体を、キリストと同じ栄光のかたちに、姿を変えてくださる救い主なのです!(第二コリント3:18)。
3.もしキリストがよみがえらなかったのなら・・・
キリスト者の信仰はむなしく、信仰は実質がなく、キリスト教会は大ウソつきの集まりとなります。また、すべての人の中で、最も哀れな者となるでしょう(第一コリント15:14〜19)。
4.しかし、事実キリストは よみがえられたのです!
すべての人の罪を背負い、十字架の上で身代わりの死を遂げ、三日目に復活された主イエスの復活のメッセージを、あなたはどう受け止めますか。疑いや不信仰ではなく、復活の主イエスを信じて、あなたも永遠のいのちを受け取りましょう!
主イエスは よみがって、今も生きておられ、いつもとりなし、助けてくださる方(ヘブル7:24〜25)。たとえこの世が暗闇で満ちていても、どれほど試練や困難が大きくても、決して恐れることなく、希望を失う必要はありません。主イエスの復活による勝利は、信じるすべての人にも与えられる。その保証として、主イエスは墓の中から復活されたのですから!